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株式会社竹中工務店様 
勤務管理システム導入事例

写真左より 進士 貴一様(人事室 給与・厚生グループ 課長)、伊藤 陽介様(グループICT推進室 システム企画・整備2グループ 課長)

会社名 株式会社竹中工務店
本社所在地 大阪府大阪市中央区本町4丁目1-13
従業員数 7,630人(2021年1月現在)
業種 建設業
URL https://www.takenaka.co.jp/ 新しいウィンドウで開く

竹中工務店様は、「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」という経営理念のもと、創立以来、建築を専業とし、ランドマークとなる数多くの建築物を手掛けてきました。時代と共に変化するニーズに的確に応えるため、人々との対話を重ね、技術の研鑽を続けることで、人々が安全に安心して暮らせるサステナブル社会の実現に貢献されています。
柔軟な働き方や休み方を人事制度に導入し、制度の利用状況や全社の勤務状況をデータで可視化するなど、働き方改革とDXを積極的に推進されている同社に、WiMS/SaaSの導入効果や活用状況についてお話を伺いました。

導入の背景

―― システム導入の背景についてお聞かせください。どのような課題がございましたか?

導入の背景は、3つありました。

1)労働法の改正等に対するスピーディーな対応力
2)様々な働き方に適応できる対応力
長時間労働は、国家的な社会課題であり、「働き方改革関連法」の施行をはじめ、今後も様々な法改正が想定されます。法改正や様々な働き方・休み方の制度に適応するためのシステムを自社で開発することは多大な労力とコストが必要となることが想定されました。
3)勤怠管理の容易さ、分かり易さ
WiMS/SaaS導入前は自社開発のシステムで勤怠管理を行っており、組織はおろか、個人単位での勤務状況の見える化が十分とは言えず、セルフマネジメントの強化が課題でした。

選定のポイント

―― どのような点を重視して選定を行われましたか?

勤怠管理システムは、「全従業員」が「日々使う」システムであり、ユーザーが容易に、直感的に使ったり、見たりできるシステムでなければならないと考えます。 管理部門サイドとしては、「法改正のスピーディーな対応が可能かどうか」、「当社の人事制度(働き方・休み方等)への対応か可能かどうか」等、スピードとフレキシビリティを重視しました。
従来の勤怠管理システムがオンプレミスで構築していたため、システム運用の負荷軽減を実現するため、SaaSで提供されていることも重視しました。
これらに加え、トップ画面のダッシュボード機能、システムの拡張性(既に一部導入しました工数管理等)、アフターサービスがしっかりしているか等を評価し、採用させて頂きました。

導入効果

―― ご担当者様から見た導入効果・活用状況はいかがでしょうか?

システム導入に合わせ、給与の計算期間を変更し、給与工程はタイトとなりましたが、従来よりも短期間で勤怠の月次処理を完了できています(従来比5日程度削減)。
また、WiMS/SaaSによる一元的な労務申請や勤怠の時間管理が可能となり、従来、行っていた作業(紙ベースの管理資料の配付等)をなくす等、管理部門の業務効率も向上しています。加えて、従来のシステムは後工程でのデータ修正が多く発生していましたが、WiMS/SaaS導入後は、ユーザーが誤った情報を入力した時に警告・エラーを発信する等、後工程での修正はほとんどなくなりました。
また、シングルサインオン認証によるログイン操作の軽減に加え、iPhoneやiPad等のモバイル端末での利用も実現し、簡単にどこからでもアクセスすることができて業務効率があがったと考えられます。

―― 現場の方からの反応はございますか?導入効果は感じられていますか?

WiMS/SaaSを導入したことで、まず、柔軟な働き方制度(バリアブル勤務や時間単位年次有給休暇等)も滞りなく導入することができました。
WiMS/SaaSに勤怠システムを変更したことにより、ダッシュボードで自身、及び部門全体の勤務状況の見える化が図られたことの効果は大きいと感じています。また、ある一定のしきい値に達したときに発出する警告(アラート)も、勤務時間に対する意識の変化に少しずつ良い影響を与えていると思います。
※バリアブル勤務:1ケ月間の所定労働時間を基準に、日々の出退勤時刻、労働時間を調整できる竹中工務店様独自の制度。上長が本人からの希望等をヒアリングし、調整、決定することで弾力的な勤務スタイルを可能とする。

―― 連携してお使いいただいているサービス(他システム)はございますか?

2018年から導入している「時間外申請コミュニケーションツール」と申請時間・申請内容・PCログ時間を連携しています。WiMS/SaaS導入前は、従来の勤怠システムと同ツールに2度同じ内容(時間外勤務の終了時刻と勤務内容)を入力しなければなりませんでしたが、システム連携したことで、その手間も軽減されました。PCログという客観的時間をWiMS/SaaSに自動連携させることにより、勤務実態の適正化、サービス残業などの抑制に効果がありました。
また、BIツールを用い、全社の勤怠情報の見える化を図っています。各事業所の人事担当者が個別に作成していた当該事業所の勤怠のグラフ作成を自動化することで業務削減に寄与しています。
一方、従来、別のシステムで行っていた設計部門の工数管理もWiMS/SaaSの工数管理機能を用い、勤怠管理と工数管理のシステムをWiMS/SaaSに統一し、この工数を当社の「タイムマネジメント・システム」に連携し、予定工数に対する実施状況の見える化を実現できました。
また、FAQシステムとWiMS/SaaSを並行稼働し、従業員が気軽に問合せができる窓口を設けています。

SOLTYのサービスについて

―― SOLTYのサービスはいかがでしょうか?ご期待に沿えていますか?

導入期間中は、様々なアイデアを提案していただき、業務改善にも寄与して頂きました。
導入後も、想定外のケースに真摯に対応して頂いています。

現在の取組みについて

―― ニューノーマルへの対応など、働き方や人事業務について現在新たに取り組まれていることはございますか?

コロナ禍において、当社も勤務、休暇等に関する特例措置を設けています。今後は社会動向やWiMS/SaaSを用いて特例措置の利用状況等を分析し、引き続き検討して参ります。
また、2022年4月に全面的に人事システムを刷新する予定であり、SOLTY様にも是非とも、引き続きご協力を賜りたいと思っております。

今後の展望

―― 今後の展望およびWiMS/SaaSに期待することがございましたらお聞かせください。

2022年4月開始予定の人事システムの刷新では、雇用契約管理のシステム化で、再びSOLTY様と協業します。WiMS/SaaSとは異なり、今回はパッケージサービスでなく、既存業務のシステム化が課題となります。また、今年の春以降には設計部門に続き他部門でも工数管理システムの構築も開始される予定です。WiMS/SaaS開発時と同様に、SOLTY様にはあらゆる角度からの提案を期待しています。
当社のDX、働き方改革の推進に、良いパートナーとして、引き続き、ご協力を賜れればと思います。

担当者

担当コンサルタント:前野・川手

<前野>
導入事例のインタビューにご協力いただきありがとうございました。 遠隔とコロナ禍でなかなか対面での打ち合わせができない状態での導入でしたが、 Web会議などを多用して認識齟齬が起きないように細かく調整をすることができ、 離れていても一体感のあるプロジェクトチームとして進めることができました。

<川手>
迅速な方針決定と対応によるご協力をいただいたことで、無事本稼動を迎え、月締め業務も滞りなく完遂することができました。 勤務管理に加え、今後行っていく雇用契約管理でもWiMS/SaaSをご採用いただきありがとうございます。 引き続き新しいソリューションをご提案させていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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